先日、キャノンやニコンに密着取材した番組が放送されていました。
日々進化が求められるカメラ業界。今はスマホやコンデジ、ミラーレス、一眼とカメラと名前がつくものは山ほどあり、まさに1億人カメラマン時代と言ったところでしょうか。
なかでも大きく取り上げられていたのが韓国・サムスン電子がカメラ業界に参入し、世界シェア4位まできていること。
サムスンがカメラ業界を席巻し、薄型テレビのようにまた市場を壊すのではないか等と言われてました。
それに対抗すべくSONYが20万もするコンデジ「RX1」を発売し、それを阻止する、といった構図です。
なかでも一番興味を持ったのが「GARAXY CAMERA」というアンドロイドOS内蔵のコンデジ。ケータイ・ワイファイ回線が使用でき、その場でフェイスブックやツイッターへダイレクトに投稿できるという優れものだ。
確かにすごい。
きっと常に新しいものを取り入れなければ生き残れないカメラ業界。おそらくこの「流れ」は当然のことで、主流にもなってしまうのではないか?とも思います。
だけど、素人ながらカメラというものが大好きな自分にとしては危機感もあります(決して非難しているわけではないのですが)
以前、通ってた写真スクールで「カメラは今や人の目の変わりになっている」と先生が言ってて、まさにこの流れだなぁ、と。
もちろん、他者に自分の出来事を共有するツールとしてのカメラを使うというのは今や自然の流れだと思います。現に自分もその一人だし。
だけど、それが「写真」としてでなく「人間の目の変わり」になっていく現状に違和感…みたいな。
「写真」は「写真」だよ?と思うのであります。
写真展やったり、プロラボさんに現像した事ある身としては「写真」というのは本当に大切に撮って、作りこんでいくものと知って。ペーペーの自分が写真撮ってるなんていうのもおこがましいと思ってしまうくらい笑
定義なんて人それぞれではありますが、カメラや写真というのは人と人を繋ぐ大切なツールであってほしいなと最近思っていて。
これはカメラを始めて色んな人に会って思ったこと。
うまくは言えませんが、繋がりの核というか最終的な部分はアナログなものなんじゃないかなー、と。
例えば、皆で旅行に行った写真をSNSで共有するより、写真を現像してアルバムして、皆で集まって見て、楽しかったねーと笑う。
そういう時間はすごく楽しいし、それがもう新しい思い出になっていたりするのではないか、と思うのです。
これが写真始めて学んだことなのですが、デジタルの写真って想像以上にこの作業が難しい!
大体SDやHDDに突っ込んじゃうし、気に入った写真しか現像できないし。
最近フィルムカメラを使うのは、色味や味の楽しさもありますがそういう面もあるのです。
もちろん、フィルムはお金も時間もかかるので煩わしい事もあるのですがね笑
結論としては、どちらも長所・短所があり、使用目的なんかによって使い分けることがいいのだと思います^^
週末から、大好きな瀬戸内の町へ撮影に行けるし、大切な人へも会いにいけるし、そういった非日常のなかで感じる「やわらかい部分」を機材や技術、気持ちで撮って表現できたらいいなーと思うのでした。
先日撮った写真。 スタジオもぐりのさとやんと。
高速の写真撮ったの始めてだったのですごく楽しかった!
コメントをお書きください