mamiya RB67

昨日はRB67を繋ぎ屋に持っていき初お披露目。

ボランティアの資料を作りながら時々カメラを触ったりしていたのだけれど、いい時間だった。

 

お客さんたちを2枚程ポラで撮ったのだけどすごく綺麗な写りをしていて、すごくあたたかな写真で「買ってよかった〜」と思った。

 

元々スタジオカメラだし、三脚つけて構えるとどっしりとした風格がある。

 

というかどっしりと重いのだ。

 

このカメラで何を撮っていこうか考えると楽しみで仕方ない!

最近、相手に伝える事の難しさみたいなものを痛感している。

 

それは写真にしてもそうなのだけど、上手くいかずちょっとへこんでいる。

 

自分の撮ったもの、曲としてできたものさえそれは本物なのかと疑うくらい。

 

人に伝えるものは何となくのイメージなんだけれど、重たい石をやっとの思いで運んで、澄んだ水に投げ込んだ時に舞い上がる浮遊物みたいな気がしていた。

 

その綺麗な浮遊物を掬って見て、理解・共感してもらうことが嫌いじゃないんだと。

 

でもこれが難しい。重たすぎて持てなかったり、川へ運ぶまでの距離、疲れたり、寄り道してしまう誘惑も多いし、時には誰かと運ぶこともある。

 

しかし、大事なプロセスだと思う。軽い石投げこんでも何も舞い上がらないし。

 

今、高田渡さんの「バーボンストリートブルース」という自伝を読んでいてハッとすることが沢山ある。

 

中でも、自分のイメージと近い言葉があった。

 

僕はほんとうの詩というものは「最後に出さざるを得ない、厳選された一句」だと思う。悩み悩んだ末に余計なものがすべてなくなってフッと出てくるもの、それが詩の本質ではないのだろうか。

 

もちろん、今の自分なんて足下にも及ばない身ではあるが彼の言葉を昇華し、進んでいきたいものだと思った。